水風呂に入った後休憩していたら腕や足に赤い斑点が出てきてびっくり!
全身がまだらに赤くなったけど、これってやけど?
赤い斑点が出るようなサウナの入り方って、危険じゃないの?
初めてサウナに行った、最近サウナデビューした、という人にはこんな人がいるかもしれません。
突然の見たこともないような身体のまだらな赤い斑点、びっくりしますよね!
この記事では、サウナスパ健康アドバイザーのやまださうなが、サウナ・水風呂に入った後に肌に現れるまだらな赤い斑点の正体や危険性の有無について紹介します。
サウナで肌に出るまだらな赤い斑点は「あまみ」
外気浴をしていたら全身の肌にキリン柄のようなまだらな赤い斑点が!
一体これは何!?
サウナと水風呂に入った後に全身や身体の一部に赤い斑点が出ることがあります。
これは、サウナー(=サウナが好きな人たち)の間で「あまみ」と呼ばれています。
「あまみ」はサウナ・水風呂に入った後の身体の正常な反応です。
手足の「あまみ」画像
こちらは腕に出たあまみ。
わりと腕は真っ赤です。
こちらが足に出たあまみ。
濃淡は若干薄めです。
一口に「あまみ」といっても出方は様々。
あまみの出方は個人の身体のコンディションやサウナの入り方などに左右されます。
「あまみ」の危険性
「あまみ」そのものは、広がった血管と締まった血管がまばらに存在するときに見られるものであり、危険ではありません。
むしろ、「あまみ」はサウナで身体が芯から温まった証拠ともいえます。
危険なのは「あまみ」そのものではなく、長時間残り続ける場合やそれに伴う体調の変化がある場合。
水風呂後にしっかりと休憩をとることによって、時間と共に血管は元の状態にもどるため、通常のあまみは10分~20分程度で消えます。
- 赤みが30分以上消えない
- ヒリヒリとした痛みをともなう
こういった場合、それが「あまみ」ではなく、やけどの症状であることを疑う必要があります。
また、「ととのいたいから」「あまみを出したいから」といって我慢大会のようにサウナに入ることも、のぼせ・めまい・脱水症状などを引き起こす可能性があり危険です。
自分の体調の変化に注意しながら楽しみましょう。
サウナ後のあまみが消えない場合について詳しくはこちら↓
「あまみ」が出る原因
身体って熱くなると赤くなりますよね。
これは、体内の熱を逃がすために血管が広がって血液が沢山流れているからです。
逆に身体が冷えると、肌は青白くなります。
これは、体内の熱を逃がさないために血管が締まって流れる血液の量を少なくするから。
「あまみ」が出る原因には、これが関係しています。
- サウナに入って身体を十分に温める
- 水風呂で一気に冷やす
↓↓↓
皮膚表面は一気に冷えるが身体の芯は温まったままの状態になる
↓↓↓
「血管が広がり血液が良く流れているところ」
「血管がしまり血液があまり流れていないところ」
が混在する
これが、身体に赤いところと白いところ出てまだらに見える原理です。
「あまみ」と「ととのう」の関係
水風呂後に「あまみ」が出ることは、サウナーの間ではいわゆる“ととのう”兆候だと言われることがあります。
「あまみ」が出るということは、しっかりと身体が芯から温まり、その後水風呂で身体表面が冷やされたということ。
ディープリラックス状態に入る=”ととのう”ためには、この温冷交代浴がしっかり行われることが重要なポイントです。
ですから、「あまみ」が出た=温冷交代浴をしっかり行えている=”ととのう”兆候とも言われているんです。
まとめ
- サウナ・水風呂後に出るまだらな赤い斑点の正体は「あまみ」
- 「あまみ」の出る範囲・濃さ・消えるスピードは様々
- 「あまみ」の原因は急激な温度変化による血管の状態のバラつき
- 「あまみ」は10~20分で自然に消える
- 「あまみ」自体は危険ではない
- 「あまみ」は”ととのう”兆候とも言われる
初めはびっくりしますが、「あまみ」は自然な身体の反応です。
サウナに行くようになると、何度も経験することになるでしょう。
あまみが出たときは、「身体の芯から温まったんだな~」と感じながら、全身のあまみを眺めつつ、外気浴を楽しんでくださいね。
また、サウナ・水風呂は決して無理をせず、体調に注意しながら安全に楽しみましょう。
赤みが長時間消えない・痛みを伴う場合↓
サウナで注意したいやけど↓
「あまみ」以外にも!気になるサウナ用語↓
コメント