サウナ好きの人がいう、「羽衣(はごろも)」って一体何?
羽衣ってどうやったらできるの?できないのはなんで?
この記事にたどり着いた方の中には、サウナ後の水風呂に抵抗があるという方もいるかもしれません。
冷たい水風呂って、初めはなかなか全身浸かる勇気が出ないものですよね。
水風呂に入ったときの「羽衣(はごろも)」ができる感覚がイマイチ分からない。
羽衣ができる体験をしてみたい!
この記事ではサウナスパ健康アドバイザーのやまださうながそんな人に向けて、「羽衣」にまつわるあれこれをご紹介。
サウナ用語「羽衣(はごろも)」とは
「羽衣(はごろも)」とは、サウナから出て水風呂に入った際に身体の周りにできる薄い水の層のこと。
「温度の羽衣(おんどのはごろも)」と言われることもある。
水風呂に入って静かにじっとしていることで自然にできます。
また、羽衣ができると刺さるような水の冷たさを感じにくくなります。
「羽衣」ができる原理
サウナに入ることで、身体は火照って熱を持ちます。
その後水風呂に入りじっとしていると、肌表面に接している冷水は、熱を持った身体によって次第に温められていきます。
温められた水で、身体のまわりに薄い膜(中間温ゾーン)ができるのです。
これが羽衣ができる原理です。
「羽衣」ができない時に考えられる理由
羽衣ができない時には水風呂で人の動きがあることや水風呂自体に流れやバイブラ(泡風呂)機能があることが考えられます。
具体的には、次のような場合です。
水風呂でじっとせず動いている場合
入る人間側にある要因として考えられるのが、水風呂内で身体を動かしていることです。
水風呂内でじっとせずに身体や手足を動かし続ければ、それまで身体の周りになかった冷たい水に触れることになるので羽衣はできません。
また、出来上がっていた羽衣もはがれてしまいます。
羽衣を作る&維持するためには、水風呂内ではじっとしていましょう。
水風呂が狭く人の出入りが多い場合
自分が水風呂内で動いていなかったとしても、他の人の出入りなどによって水が撹拌されることが考えられます。
狭い水風呂や混雑している水風呂で他の人との距離が近いときには羽衣ができにくいかもしれません。
バイブラ(泡風呂)機能付きの水風呂の場合
水風呂にバイブラ(泡風呂機能)が付いていて、ボコボコと水が動いている場合には、強制的に水が撹拌されます。
そのため、バイブラ付き水風呂では、羽衣はできません。
このような場合、体感温度は実際の温度よりも低くなるので、キンキンとした冷たさが感じられます。
バイブラ付き水風呂は、「羽衣はがしの水風呂」といわれることも。
川や海を水風呂代わりにする場合
アウトドアで川辺や海辺にテントサウナを立て、川や海を水風呂代わりにする場合です。
川や海の流れによって常に身体の周りの水が撹拌されるので羽衣はできません。
自然の中のサウナ体験と天然の水風呂…想像しただけで最高です。
「羽衣ができるまで」「羽衣ができない水風呂」が苦手なら
- 羽衣ができるまでが辛い
- 羽衣ができない水風呂が苦手
このような場合には、入水時のちょっとしたコツや、できるだけ冷たさを感じにくくなる裏技もあります。
知っているだけでもだいぶ違いますので、是非チェックして試してみてください。
入水のコツや克服の裏技はこちら↓
まとめ
- 「羽衣」とはサウナ後の水風呂で身体と冷水の間にできる薄い中間温度の層
- 「羽衣」ができると水風呂の冷たさを感じにくくなる
- 「羽衣」は水風呂内の水が撹拌されるとできにくい&はがれる
初めは水風呂に入るのに抵抗があるという人も多いです。
しかし、思い切って水風呂に浸かりじっとしていると、羽衣ができていく感覚を感じることができます。
羽衣ができていく感覚を味わえば、水風呂に対するイメージはガラっと変わるはず!
また、羽衣ができないのは悪いことばかりではありません。
高温のサウナでカーッと蒸された後は、キンキンの水風呂が最高に気持ちよく感じられ、その冷たさを感じていたくなるもの!
是非、この記事でご紹介した内容を参考にしながら、サウナ後の水風呂を楽しんでください。
また、「羽衣」と合わせて話題になることも多い「あまみ」に関する記事やその他のサウナ用語についても是非チェックしてみてください。
「あまみ」に関する記事はこちら↓
その他のサウナ用語はこちら↓
コメント