本記事では、サウナ・スパ健康アドバイザーのやまださうなが、50音順にサウナを知り尽くすサウナ用語をご紹介します。
サウナ用語を覚えて、サウナの世界をさらに楽しみましょう♪
あ行
アウフグース
サウナのスタッフがサウナストーンに水をかけ蒸気を発生させた後、タオルを振って蒸気をサウナ室内に行き渡らせる行為。
ショーパフォーマンス的な要素が含まれ、イベントが行われることもある。
動詞は「演じる」を用いる。
アウフギーサー
アウフグースを演じる人。
熱波師と同義語として使われることが多いが、厳密には、熱波師はショーパフォーマンス的要素を必ずしも含まない。
アクリ
サウナーに人気のサウナドリンクの一つで、アクエリアスとリアルゴールドを混ぜたもの。
サウナ後に飲むのが美味しい。
汗ロウリュ(あせろうりゅ)
汗の染みこんだタオルをサウナストーブの上で絞り、ロウリュすること。
ストーブの故障にもつながりかねない悪質な行為で、マナー違反とされる。
あまみ
サウナ・水風呂後に全身や手足などにあらわれる赤い斑点。
血管の膨張によって血液量が増えたところと、収縮によって減ったところがまばらにあらわれることが原因とされる。
ととのう兆候とされることもある。
アロマロウリュ
アロマ水を使って行うロウリュ。
インフィニティチェア
キャンプ用品メーカーのcolemanから出ている、メッシュ素材のリクライニングチェア。
ととのい椅子、ととのいベッドとして導入されていることが多い。
雲の上に寝転んでいるような座り心地でサウナー人気が高い。
ウィスキング
ヴィヒタを使って、全身を叩いたり撫でたりして行うマッサージ。
血流を促し、肌を潤わせることができる。
ヴィヒタ
白樺の細めの枝を束ねたもの。
ウィスキングを行うために使われる。
サウナのシンボルともされ、サウナ小屋にぶら下げられる。
オートロウリュ
機械によって行われるロウリュ。
設定された時間になると、自動的にサウナストーブに水がかけられる。
行われる間隔は施設によって異なり、20分~30分に一度開催される施設が多い。
オロポ
サウナーに人気のサウナドリンクの一つで、オロナミンCとポカリスエットを混ぜたもの。
サウナ後に飲むのが美味しい。
温冷交代浴(おんれいこうたいよく)
熱いサウナ(または湯舟)と冷たい水風呂に交互に入る入浴方法。
交感神経(自律神経)の働きを活発にし、疲労回復などの効果があるとされる。
か行
外気浴(がいきよく)
サウナ・水風呂に入った後、露天エリアにあるととのい椅子などに座って、外の空気にあたりながら休憩をとること。
対義語に、内気浴(ないきよく)。
乾式サウナ(かんしきさうな)
温度は高く70℃~100℃前後で、湿度は低いサウナ。
室内はサウナストーブにより温められ、カラッとしている。
木のベンチや壁に囲まれた空間であることが多い。
ドライサウナとも呼ばれる。
対義語に、湿式サウナ(しっしきさうな)。
休憩
サウナ・水風呂後に、椅子などに座って休むこと。
清める(きよめる)
サウナに入る前に、全身を綺麗に洗うこと。
グルシン
水風呂の水温が一桁台であることを指すシングルを崩した言い方。
さ行
サウナー
サウナが好きな人、サウナ愛好家の愛称。
サウナイキタイ
日本最大のサウナ検索サイト。
全国のサウナの口コミや施設情報、サウナ設備に関する情報などを投稿・閲覧できる。
サウナストーブ
サウナ室を温める装置。
遠赤外線型、対流式(ストーン)、格納式(座面、壁)などの種類がある。
ストーブの熱源も、ガス、電気、薪など様々。
サウナストーン
サウナストーブの上に乗せる石。
積んだ石の上にアロマ水などをかけることで蒸気を発生させ、ロウリュを楽しむこともある。
サウナドリンク
サウナの前後に飲む飲み物。
サウナハット
サウナ室内で、頭部が温まりすぎることで起こるのぼせを防止したり、熱から頭皮・髪を守るための帽子。
羊毛(ウール)フェルト、綿・タオル地、麻(リネン)、化学繊維など様々な素材のものがある。
サウナマット
サウナ室内のベンチに座る際に敷くマット。
タオル地のものが常に敷かれていて定期的にスタッフが交換する施設や、サウナ室の入り口に1人用のタオル地のマットやビート板が設置されており、入室する際に受け取って使用する施設などがある。
最近では、衛生面の観点から、自分専用のマイサウナマットを持参して使用するサウナーも多い。
サウナ飯・サ飯(さうなめし・さめし)
サウナ後に食べる食事。
サウナでととのった後は味覚が敏感になっているため、食事が普段より美味しく感じられるとされる。
サ活(さかつ)
サウナ活動の略語。
サ室(さしつ)
サウナ室の略語。
サフレ
サウナフレンドの略語。
サウナに一緒に行ったり、サウナについて語り合ったりする友人のことをさす。
下茹で(したゆで)
サウナに入る前に、湯舟に浸かって身体を温めること。
同義語に、湯通し(ゆどおし)。
湿式サウナ(しっしきさうな)
温度は低く40℃~60℃前後で、湿度は高いサウナ。
空間中に蒸気が充満している。
室内はタイル張りの空間であることが多い。
「スチームサウナ」とも呼ばれる。
対義語に、乾式サウナ(かんしきさうな)。
シングル
水風呂の水温が一桁台であること。
同義語に、グルシン。
セルフロウリュ
サウナのスタッフや機械によって行われるものではなく、サウナー自身が行うロウリュ。
セルフロウリュが可能なサウナでは、アロマ水などの入ったサウナバケットとラドルが室内に設置されていて自由にロウリュを行うことができる。
連続で行われることによって室内環境が熱くなりすぎないよう、ロウリュの間隔を管理するための砂時計などが設置されていることもある。
た行
チラー
水風呂の水を冷やし水温をコントロールする冷却装置。
テントサウナ
屋外に専用のテントを立て、その中にサウナストーブを置いてサウナ空間を作るもの。
海辺や川辺などにテントをたてる場合では、海や川を水風呂代わりにすることもある。
アウトドアで自然を堪能しながらサウナを楽しむことができる。
ととのい椅子
サウナ・水風呂後に休憩するための椅子。
ととのいタイム
サウナ・水風呂後の休憩中にととのいを感じる時間。
ととのいベッド
サウナ・水風呂後に休憩するためのリクライニングチェアや寝転がることができるベッド型の椅子。
ととのう
サウナ→水風呂→休憩を2~4セット繰り返した中で休憩中に感じる、この上ない恍惚感やディープリラックス状態。
トントゥ
フィンランドでサウナ室に住むとされる妖精。
な行
内気浴(ないきよく)
サウナ・水風呂に入った後、浴場や脱衣所などの屋内で椅子などに座り休憩をとること。
対義語に外気浴(がいきよく)。
ヌシ
独自のルールでサウナを支配する常連客。
熱波(ねっぱ)
ロウリュによって発生した蒸気。
熱波師(ねっぱし)
ロウリュによって発生させた蒸気をタオルで扇ぐことで、熱波をサウナ室内に行き渡らせる人。
アウフギーサーと同義語として使われることが多い。
(厳密には、ショー的要素を含むロウリュ及びタオルパフォーマンスを行う人がアウフギーサーと呼ばれる)
は行
バイブラ
水風呂についている泡風呂機能。
ボコボコと水が動き常に撹拌されているため、バイブラ付きの水風呂では羽衣ができにくいとされる。
バケット
ロウリュのために使用される水やアロマ水などを入れるバケツ。
羽衣(はごろも)
サウナから出て水風呂に入った際に身体の周りにできる薄い水の層のこと。
温度の羽衣(おんどのはごろも)と言われることもある。
ホームサウナ
サ活の拠点とするサウナや行きつけのサウナを指す呼び方。
ま行
水通し(みずどおし)
サウナに入る前に水風呂に浸かって身体を冷やすこと。
サウナでじっくりと時間をかけて身体を温めたいときに行う。
対義語に、湯通し(ゆどおし)。
や行
湯通し(ゆどおし)
サウナに入る前に湯舟に浸かって身体を温めること。
サウナでより身体を温まりやすくする。
同義語に、下茹で(したゆで)。
対義語に、水通し(みずどおし)。
ら行
ラドル
ロウリュのために使用される水やアロマ水などをすくうための柄杓。
ロウリュ
サウナストーブの上に積まれたサウナストーンに水やアロマ水をかけ、高温の蒸気を発生させること。
ロウリュを行うと、サウナ室内の湿度が上がることで体感温度が上がる。
参考
- 公益社団法人日本サウナ・スパ協会 サウナ・スパ健康アドバイザー公式テキスト
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