サウナ後のあまみがなかなか消えないけど大丈夫?
一般的にはどれくらいの時間で消えるもの?
長時間経っても消えない場合に考えられる原因は?
アチアチのサウナとキンキンの水風呂に入った後、身体にあらわれたあまみを眺めながらのととのいタイム…最高ですよね!
でも、そんなあまみが、いつまでも消えずに残っていたら…?
この記事では、サウナスパ健康アドバイザーのやまださうなが、
サウナ後に消えないあまみにまつわるあれこれについて書いています。
あまみが出る原理・消える原理
身体は熱くなると体温を下げようと血管を広げて血液を沢山流します。
つまり、温まると肌は赤くなります。
冷えると体温を逃がさないように血管を締めて血液の流れる量を少なくします。
つまり、冷えると肌は白くなります。
「あまみ」はサウナ後の水風呂で、皮膚表面が一気に冷やされるものの身体の芯がまだ温かいままのため、赤いところと白いところがまばらにあらわれるものです。
体温がもとに戻ると、膨張・収縮した血管がもとに戻り血液量が戻って、あまみは消えるのです。
サウナであまみが残って消えない!
あまみが消えるまでは通常10~20分程度
サウナ・水風呂後、休憩をとるうちに体温は戻っていきます。
あまみは体温が戻るにしたがって、通常10分~20分程度、長くても30分程度で消えます。
長時間たっても消えない場合に考えられる原因
あまみが、体温が戻ってしばらくしても長時間消えない場合は、他の可能性を考える必要があります。
アレルギーの可能性
肌の赤みは、食物アレルギーの反応による紅斑や温泉成分によるかぶれ等の可能性もあります。
食物アレルギーの中には、食べた直後でなくとも、数時間以上経過してからあらわれるものも。
サウナ前後または最近の食事などに心当たりがないか確認してみてください。
また、肌の弱い方は、サウナ前後に入った温泉成分によるアレルギーの可能性なども考える必要があります。
アレルギーが疑われる場合は、病院を受診してくださいね。
やけどの可能性
肌の一部だけ赤みが取れないなどの場合は、50℃近いものが継続して肌に直接触れていたことはないか思い出してみてください。
心当たりがある場合、低温やけどを起こしている可能性があります。
ヒリヒリする、痛みがあるなどほかの症状がある場合は要注意です。
低温やけどは軽いやけどではなく、放置すると重症化することもありますので、異常を感じたらすぐに病院を受診しましょう。
アクセサリーを付けたままサウナに入ることも、やけどの原因になります。
アクセサリーの素材によって特に危険なものもあります。
最低限の知識として知っておきましょう。
まとめ
ここまでのポイントのまとめです。
- あまみは体温がもとに戻れば自然に消える
- あまみは通常10~20分で消える
- 長時間経っても消えない場合はアレルギーや低温やけどの可能性も
あまみが出ると、サウナーとしては「しっかり温まったな~」「良いサウナだったな~」となんとなく嬉しくなるものです。
しかし、注意しなければならない紛らわしい肌の赤みもあります。
異常を感じたら放置せずに、病院の受診を考えましょう。
今回は、「消えないあまみ」に関する危険をご紹介しました。
サウナは心も身体も元気になる素晴らしいものですが、危険と隣り合わせでもあります。
サウナを安全に楽しむために、サウナで起こりうるその他の危険について知り、必要な知識をきちんと持っておくことが大切です。
無理せず、自分の身体と相談しながらサウナを楽しみましょう。
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