最近サウナに行き始めたよ!という皆さん、

「ととのう」を体験してみたいんだけどベストな座り場所はどこ?

サウナって上段と下段で違いはある?
こんなこと、気になっていませんか?
ということでこの記事では、サウナで座る場所に悩んでいるあなたへサウナスパ健康アドバイザーのやまださうなが、、サウナの座る場所の違いやおすすめの座り方を解説します!
- 上段・下段の温度の違い
- 体感温度と湿度の関係(重要なのは温度だけじゃない!)
- おすすめの座り位置と正しい座り方
- 温度差を意識した苦しくなりにくいサウナでの過ごし方
サウナで座る場所の違いと温度差

ざっくり、サウナ室内の位置別の温度の違いはこんな風になっています。
ここから詳しく解説していきます。
上段・下段の違いと温度差
暖かい空気はより上に、冷たい空気はより下にたまりますよね。
サウナ室ももちろん例外ではありません。
サウナ室内は、上段ほど温度が高く、下段ほど温度が低くなります。
また、1段違うだけで10℃近い温度差があります。

思っていたより温度差が大きいね

タワーサウナなど段が多く高低差の大きいサウナでは、最上段と最下段で30度近く温度が違うこともあるよ!
施設によっては、部屋の下の方と上の方の2カ所に温度計が設置されているサウナもあります。
見つけたら是非温度差を確認して参考にしてみてください。
入り口からの近さと温度差
サウナに入ってくる人や出る人がいると、サウナ室の扉はその度に開閉されます。
浴室の空気はサウナ室の空気に比べ圧倒的に温度が低いです。
そのため、入り口付近はその影響を受けやすく、温度が下がりやすくなります。
逆に、入り口から遠いほど扉の開閉の影響は少ないので、高温が維持されやすいというわけです。

意識して座るのとしないのとでは結構違います。
注意が必要なサウナ
- 混雑しているサウナ
- 浴室直結で扉の大きいサウナ
混雑しているサウナでは人の出入りが多い分、浴室の空気が頻繁に入ってくるので、入り口付近は特に温度が低くなる傾向があります。
また、扉の大きいサウナも同様、浴室の空気が一度にたくさん入ってくるので入り口付近は温度の変化が大きくなりがちです。
そのため、サウナに集中しととのいたいのであれば、こういったサウナでは特に、入り口から遠い位置に座るのがおすすめです。

サウナの湿度と体感温度
サウナは、室温のほか湿度によっても体感温度がかなり変わります。
- 定期的にサウナストーブに自動で水が投下される「オートロウリュ」のあるサウナ
- 室温は80℃前後の中高温・多湿の環境設定のフィンランド式サウナ
など、湿度の高いサウナは実際の室温よりも体感温度がぐっと高くなります。
【比較表付き】おすすめの座り方

まずはこちら!

上段・中段・下段の違いを比較し表にまとめてみました。
サウナへの慣れ具合やサウナに入る目的によって、おすすめの座り場所や過ごし方が変わってきます。
初心者におすすめの座る場所と座り方
- サウナ初心者でまだサウナの熱さに慣れていない
- 身体がリラックス状態に向かう感覚を味わいたい
- 瞑想しながらより深いリラックス感覚を得たい
こんな場合は、中段に座り10分~15分ほどかけてじっくり身体を温めるのがおすすめです。
また、サウナ室の中央~奥の位置に座るのがいいでしょう。
混雑する人気のサウナなどでは特に、入り口に近い位置に座ってしまうと人の出入りや動きを頻繁に感じることになるので、集中したいときには向きません。
テレビのない薄暗いサウナや雰囲気抜群の薪ストーブのサウナなどでは特にこの入り方がおすすめです。

中級者~上級者におすすめの座る場所と座り方

しっかり温まりしっかり冷やして強めの「ととのい」を感じたい!
ズバリ!おすすめは温度の高い上段です。
さらに、温度変化が少なく高温で安定している中央~奥側。
この、サウナ室内でも高温になりやすい位置に座ることで、8分前後の短時間で十分に全身を温めることができます。
90℃~100℃などの高温設定だったり、頻繁にオートロウリュがあるなどサウナの環境設定によっては、上段付近にいれば5~6分ほどで全身が十分すぎるほど温まってしまう場合もあります。

短時間集中で一気に全身を温めて水風呂でぐっと冷やすことで、強めの「ととのい」を感じられるような気がします。
超高温サウナでのおすすめの座り方
ロウリュがあるなど湿度の高いサウナでは、室温以上に体感温度が高く身体も温まりやすかったり、
室温が100℃近いなど高温設定で有名なサウナではいきなり最上段に座ると身体が温まるより先に苦しさを感じやすかったりします。
こういったサウナでは、中段あたりからスタートして、無理がなければ上段に移動してみるなど、体調や自分の感覚に合わせてベストの座り位置を探ってみてください。
苦しくなりにくいサウナの座り方と過ごし方のコツ

しっかり温まりたいから上段に行きたいけど、苦しくて座っていられない!
こんなときありますよね。
そんなときでも、一度試していただきたい、苦しくなりにくいサウナでの過ごし方があります。
超初心者におすすめの過ごし方
「サウナが初めて!」「サウナは2回目!」「3回目!」といったような”超”初心者さんには、エスカレーターのように時間と共に下段から上段に移動していく方法がおすすめです!
(例)4段のサウナなら…
計8分~10分ほどになるようにその時の体調、サウナの段数や混雑具合などに合わせて時間を配分しましょう!

徐々に暑さに身体を慣らしていけるので、いきなり上段に座るよりも苦しくなりにくいです。
あぐらや体育座りで頭と足先の温度差を小さくする
サウナでは1段違うだけで10℃近い温度差があるので、足をおろして普通に座っていると、頭部と足先とで20℃近い温度差が生まれていることも。
頭ばかり温まって足先はなかなか温まらない、ということは避けたいですよね。
全身の温度差をできるだけ小さくして身体を均等に温めるために、サウナ室内ではあぐらや体育座りの姿勢で過ごすのがおすすめです。
頭部や脳を熱から守りのぼせを防止する
サウナでととのうために、全身をしっかり温めたいというのであれば特に、頭部を熱から守るのは重要です。
無防備な状態でサウナに入っていれば、当然、より高い位置にある頭部が先に温まってしまうので、早い段階で苦しく感じたり、頭がぼーっとしてきてしまうことがあります。
サウナの醍醐味を思う存分味わうためにも、全身の芯まで温まるまで快適にサウナ室で過ごしたいですよね。
そんなときには、タオルやサウナハットを活用しましょう。

タオルやサウナハットで頭部を覆うことで、頭皮や頭髪を熱から守るだけでなく、頭部が温まりすぎて起こるのぼせを防ぐことができます。
タオルを使用する場合、息苦しさを軽減するには”タオルの巻き方”も重要!
おすすめは、タオルの”忍者巻き”。
鼻や喉を熱から守る裏技「忍者巻き」は、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓
サウナの座り方に関するよくある質問(F&Q)
さらに、サウナの座り方に関する気になるあれこれについてもまとめてみました!
Q1.サウナで最初から上段に座っても大丈夫
A. サウナに慣れている人なら問題ありませんが、初心者は中段や下段から慣れていくのが安全です。上段は温度が高く、無理するとのぼせるリスクがあります。
Q2. サウナで足を上げると効果があるの?
A. はい、足をベンチの上に乗せることで、頭との温度差が減り、体全体が均等に温まりやすくなります。特にととのいを感じやすくなると言われています。
Q3. サウナの座る場所によって「ととのい」は変わる?
A. 個人差はありますが、温度が高い上段の方が深い発汗が得られやすく、強く「ととのい」を感じる人が多い傾向にあります。ただし、下段の方がリラックスしやすいと感じる人も多くいます。
Q4. サウナで寝そべってもいいの?
A. 寝そべれるサウナもありますが、混雑している場合はマナー違反になることも。施設ごとのルールを確認しましょう。寝そべることで全身均等に温まりやすくなります。
Q5. サウナで座る時の姿勢はどうすればいい?
A. 背筋を軽く伸ばして座り、なるべく足と頭の高さが近くなるようにしましょう。胡坐をかく、ベンチの上に足を上げるなどが理想的です。
Q6. サウナで長時間座っていてもいい?
A. 我慢は禁物です。目安は5〜12分程度。発汗が止まったり、のぼせや動悸を感じたらすぐに出ましょう。時間よりも「気持ちよく出られるタイミング」が大切です。
Q7. サウナの座る位置は毎回変えた方がいい?
A. はい、体調や気分に合わせて変えるのがおすすめです。1セット目は中段、2セット目は上段など、徐々に強度を上げると無理なく楽しめます。
Q8. サウナで初心者が避けた方がいい座り方は?
A. いきなり上段に座る、足を床につけたまま長時間いる、などは避けた方がいいです。体温の上下差が大きく、のぼせやすくなります。
Q9. 足元が冷えるのはなぜ?対策はある?
A. 下段ほど温度が低いため、足元が冷えやすくなります。ベンチの上に足を乗せる・タオルを巻くなどで冷え対策が可能です。
Q10. サウナの座る位置で汗のかきやすさは変わる?
A. 大きく変わります。上段ほど温度が高く、短時間で汗をかきやすくなります。初心者は下段→中段→上段とステップアップするのが安全です。
まとめ
いかがでしたか?
ここまでご紹介してきたことをまとめてみます。
ぜひ次にサウナを訪れる際には、サウナ室での座る位置や温度の関係を意識して、ベストな座り位置や過ごし方を探ってみてくださいね♪
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