「ととのう」ってどういう感じ?
ぐるぐる視界が回るけどこれって危険じゃないの?
「ととのう」感覚が分からず、ぐるぐると視界が回ったり歪んだりする「めまい」と勘違いしている人はとても多いです。
ところが、「めまい」は、「ととのう」とは全く異なる危険な状態。
手順通り入っているはずなのに、どうして「めまい」になってしまうのか?
「めまい」にならずに「ととのう」ためにはどうしたらよいのか?
この記事では、サウナスパ健康アドバイザーのやまださうなが、そんな疑問にお答えします。
「ととのう」感覚とは
まずはじめに、「ととのう」感覚は、身体だけでなく感情にも変化を感じるものです。
といっても、なかなか想像しづらいですよね。
ここでは、身体と心の変化に分けて、ととのう感覚を具体的に解説します。
「ととのう」とは
「ととのう」とは、サウナ→水風呂→休憩(外気浴)を2~4セットほど繰り返したとき、休憩中に感じるディープリラックス状態のこと。
高温のサウナ室内と低温の水風呂で身体は立て続けに危機的な状態におかれます。
ところが、休憩によりそんな状態から一気に解放されることで、全身は究極のリラックス状態に突入!
これが、「ととのう」の正体です。
身体的な感覚
身体で感じる具体的な感覚としては、ととのっている最中は以下のような感じ。
スポーツをした後のような爽快感やデトックス感がありながら、疲労感は感じず、頭や身体が軽く感じられます。
精神的な感覚
ととのうのは身体だけではありません。
ととのっている最中からサウナ後にかけては心にも変化を感じます。
モヤモヤした気持ちがあるときにサウナに入ると、急に許せてしまったり、やたらポジティブになったり。
気分が晴れないときや考え事で頭がいっぱいというときには、この変化を特に強く感じることができます。
「ととのう」の強弱
ととのいの強弱(=度合い)は主に、
- 体調
- 入り方
- サウナの環境と自分との相性
に左右されます。
こういった条件次第で、強くはっきりと感じるときもあれば、ぼんやりと感じるときもあります。
また、人によって相性と感覚の個人差があるので、「こうすれば強くととのう」と一概に言えるものでもありません。
だんだんと回数を重ねるうちに、自分に合うサウナや条件が分かってきます。これは正直、探っていくしかありません。
「ととのう」は危険?
サウナにおいて、ととのう入り方そのものが危険なのではありません。
危険なのは、
です。
決して無理な我慢をしなくても、正しく入ることでととのう感覚は味わえます。
まずは、ととのう感覚とめまいの感覚の違いをきちんと知っておくことで、目指すべき境地を明確にしましょう!
「めまい」との違い
両者を体感すると分かりますが、ととのう感覚とめまいの感覚は全く異なるもの。
ととのいを経験したいがためにサウナや水風呂で我慢をしすぎてしまった結果、めまいが起こることはしばしばあります。
ととのったことがないと、普段とは違う感覚であるめまいが起きた時に、それをととのいと勘違いしてしまいます。
まずは、両者の違いをきちんと知っておくことが大切です。
「めまい」によるこれらの感覚は、身体が発している危険サイン。
正しくととのっている状態では不快感を伴うことはありません。
「めまい」の原因と対策
サウナでの「めまい」の原因
サウナでのめまいの原因は、急激な温度変化による血圧変動で心臓や血管に疾患がおこる“ヒートショック現象”や脱水による“熱中症”といわれています。
どちらも、最悪の場合命にかかわる非常に危険な状態です。
「めまい」にならないために
サウナでのめまいを予防するためには、以下のことに気をつけて入ることが重要です。
これらのポイントひとつひとつが最高の快感と危険な「めまい」の分かれ道。
“我慢をする”=”ととのいやすくなる”ではないため、無理は禁物です。
まとめ
いかがでしたか?
サウナや水風呂での「つらい」「苦しい」は、入り方を見直すべき危険サインです。
安全にサウナに入るためのポイントをきちんと守って、身体や心を整えるサウナを楽しみましょう!
サウナの入り方やその他注意点などの詳細はこちらの記事でまとめています。
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